スキーは生涯スポーツとして、たくさんの方に長く続けていただきたいスポーツではありますが、経済的な問題とは切っても切れません。
特にまだまだ子どもにお金のかかるお母さん世代は、自分のことにガッツリお金をかけることができませんし、できたとしても少し罪悪感を感じる方が多いのではないかと思います。
- スキーはお金がかかる…
- 働く時間を増やそうにも、これ以上まとまった時間を取るのは難しい…
- 家にいてできること、何かあるかな?
そんな悩みを抱える皆さんには、『ふるさと納税』を活用することをオススメします!
ふるさと納税…。聞いたことはあるけど面倒くさそう…。そう思われている方が多いことでしょう。
私もそうでした。ですが今となっては、もっと早くやっていればよかったと思っています。
この記事では、ふるさと納税の仕組みをわかりやすく解説し、実際に私が選んだ返礼品をご紹介します。
皆さまにもぜひふるさと納税を始めていただいて、生活費の節約でできたお金を冬のスキーの軍資金にしていただきたいと思います!
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、ご自身がお住まいの自治体に収めるはずの税金を、他の自治体に寄付することで、所得税や住民税の控除が受けられる制度のことです。
控除が受けられる金額は、収入や家族構成などによってさまざまですので、ポータルサイトの控除限度額の計算シミュレーションなどで確認しておくとよいでしょう。
控除を受けられる金額を超えて寄付した場合は、ただの寄付となってしまいますので注意が必要です。
この記事を読んでくださってる方の多くは、専業主婦、もしくは旦那さまの扶養内で働いている主婦の方かと思います。
専業主婦の皆さんや、扶養内で働くパート主婦の皆さんは、税金を納めていないので控除は受けられません。
税金を納めていない方がふるさと納税を行った場合も、本当にただの寄付となってしまいますので、税金を納めている旦那さまの名義で行ってください。
(中には、所得税は払っていないけど、住民税は払っているという方がおられるかもしれませんが、おそらく少額なので割愛させていただきます。)
寄付した自治体からは、寄付金額の3割程度に相当する返礼品を受け取ることができますし、寄付金の使い道を選ぶこともできますので、地域貢献にもつながります。
ふるさと納税の寄付金は、寄付した金額から2,000円を差し引いた額が、所得税の還付もしくは翌年度の住民税の控除として戻ってきます。
どちらの方法で戻ってくるかは申請の仕方によって異なりますので、後ほど詳しく説明していきます。
返礼品は日用品を選ぼう
私がここで声を大にしてお伝えしたいのが、ふるさと納税の返礼品は、贅沢品ではなく日用品の中から選ぶということです。
ふるさと納税のポータルサイトには豪華な返礼品が紹介されていたり、ゲットした贅沢品をYouTubeなどで披露されている方もおられますが、
心を鬼にして日用品を選んでください(笑)。私が日用品をオススメする理由は以下の4点です。
節約している人はみんな日用品を選んでいる
返礼品をお披露目しているユーチューバーさんの中でも、節約系ユーチューバーさんは、皆さん日用品を選んでいます。
そもそも私が重い腰を上げてふるさと納税を始めたのも、節約系ユーチューバーさんの影響です。感謝しています。
返礼品はある程度まとまった量が届きますので、どういった日用品がどれだけ必要かは、ご家庭の家族構成などによってご検討ください。
贅沢品を選んだのでは節約にならない
返礼品の中には、スキーに関するものもあります。宿泊券とリフト券がセットになったものや特定のスキー場で使用できるシーズン券など。
スキー・スノーボードの半日プライベートレッスン、道具のメンテナンス&保管…といったようなものまであります。
そういったものが魅力的に感じますし、どうせ使うものなのだし…と思われる方もおられるかもしれません。
ですが、様々な理由で使えなくなってしまう可能性があります。
同行者の体調不良だったり、仕事の都合がつかなかったり、思ったより雪が降らなかったり…。
予定通りに使うことができないと焦ってしまいますので、そういったものを選ばずに、
日用品を選ぶことによって生活費を節約し、節約してできたお金で、シーズンに入ってから予定を立てられる方が良いと思います。
迷い過ぎても時間がもったいない
どのような返礼品があるのか、いろいろ調べることも楽しいのですが、あまり迷い過ぎても時間がもったいないですし、余計な誘惑に惑わされるかもしれません。
ですので、今現在、お家で実際に使用されている日用品の中から選ばれるのがよいと思います。
本当は、『どこの自治体を応援したいか』という観点で選ぶのがふるさと納税の目的であり、返礼品で選ぶのは本来の選び方ではないのですが…。
時間的にも経済的にも余裕の無い私たちは、返礼品、特に日用品の種類で選ぶ…という手段を取らせてもらいましょう。
重たい物を家まで届けてもらえる
これも重要なポイントだと思っているのですが、返礼品は基本的に配送で自宅に届けてもらえます。
ふだん買い物って、荷物が多くて重くて辛いですよね。
育ち盛りの子どものために買う、牛乳やスポーツドリンクなどの飲み物で、腕がちぎれそうになります。
ですので、米や洗剤、ノンアルコールビール(我が家的には日用品)といった重い物を返礼品で選んでおくと、自宅まで届けてくれるのでとても助かります。
我が家が選んだ返礼品5選
米
お米を選んだ理由はズバリ、買うと持って帰るのが重たいからです。我が家では毎月10kg以上のお米を消費しています。
控除額めいいっぱいお米ばっかりでもいいくらいなのですが、常温で何ヶ月も保管するのは虫がつかないか心配です。
全部を冷蔵庫に入れられるほど大きな冷蔵庫があればよいのですが、そういうわけにもいかないので、冷蔵保管できる量だけにしています。
安くてたくさん入っているものもあれば、高くて少量のものもあります。その辺りは一般的なお米を選ぶ時の感覚と同じかと思います。
食べ盛りのお子さんがおられるご家庭にはお米はオススメです!
豚肉
我が家では、2年連続で宮崎県串間市の『宮崎県産 豚肉バラエティ4.1kgセット』を選んでいます。
名前の通り、豚こま肉、しゃぶしゃぶ用豚ロース、豚ミンチ、トンカツ用豚ロース…といった豚肉のセットです。
こちらは大変人気があるため、年度末に近づくと再入荷待ちになったり届くのがかなり先になってしまう可能性がありますので、早めに申し込みましょう。
洗濯洗剤
洗濯洗剤もどこのご家庭でも必ず使用するものですし、賞味期限などの心配もないのでオススメの返礼品です。
色々な自治体から色々な洗剤が返礼品として用意されていますが、たいていの種類の洗剤は検索していただければ見つかると思います。
我が家は一般的な液体洗剤の特用サイズを使用していますが、これも買うと持って帰るのが重いので、家まで届けてもらえるととても助かります。
柔軟剤
洗濯洗剤同様、柔軟剤も色々な自治体から色々な柔軟剤が返礼品として用意されています。
届けてもらえて助かる…という点もあるのですが、ケースでの在庫があれば、特売の日を狙って買っておく必要もなくなるので、
半年ほどは『あ!柔軟剤が無い!』という焦りから解放されます。
ノンアルコールビール
夫が糖尿病で通常のビールは飲めないので(たまには飲みますが)、ノンアルビールは我が家の必需品です。
私は通常のビールを飲みますが、寄付金額に対するビールの本数がノンアルビールの方が多いので、コスパが良いように思います。
夏場にケースのビールを運ぶとなると汗だくになってしまいますから、それをせずに済むのはタイパが良いとも言えます。
税金が戻ってくる仕組みと申請の仕方
税金が戻ってくる仕組み
前述した、寄付金が所得税として戻ってくるか、住民税として戻ってくるか…は、申請の仕方によって異なります。
所得税として戻る場合
- 寄付金から2,000円を引いた金額がその年の所得税から還付される
- 還付を受けるには確定申告が必要
- 手続き後約1ヶ月〜1ヶ月半で指定した銀行口座に振り込まれる
住民税として戻る場合
- 寄付金から2,000円を引いた金額が翌年の住民税から控除される
- 還付ではなく、住民税の納付額を減少させる形で反映される
- 確定申告は必要ないが、住民税の申告を市区町村にする
住民税の申告をする場合、住民税申告書を用意し、必要な書類(源泉徴収票、控除証明書など)とともに、お住まいの区役所や市役所へ提出する必要があります。
私はこのどちらもめんどくさいので、確定申告もせず、住民税の申告もしなくて済む、ワンストップ特例制度を利用しています。
ワンストップ特例制度
ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税を行った際に確定申告をせずに住民税の控除が受けられる仕組みです。
この制度は給与所得者など、確定申告が必要ない方にオススメです。
- 寄付先の自治体が5団体以内であること(5団体以内であれば同じ自治体に複数回寄付することは可能)
- 申請に必要な書類は後日寄付先の自治体が送ってくれる
- オンライン申請、もしくは郵送申請によって、各自治体に申請書を提出
給与所得者でも、副業収入があったり、医療費控除やその他の控除がある方は、確定申告をする必要がありますので、ワンストップ特例制度はできません。
まとめ:ふるさと納税で生活費を節約しよう
ポータルサイトを活用しよう
寄付金から2,000円を引いた金額が控除されるので、それだけでも十分お得なのですが、さらなるお得ポイントもあります。
- クレジットカード払いにすればカード会社のポイントがもらえる
- 楽天市場などのポータルサイトを活用すると、ポータルサイトのポイントももらえる(2025年10月から禁止)
私は楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)を利用して、ポイントの倍率をどんどん上げる作戦をとっていますが、禁止になるのは本当に残念です。
ふるさと納税はお早めに
ふるさと納税は、その年の1月1日から12月31日までに行うことができます。
寄付を行った年の所得にもとづいて控除が計算されるため、寄付をした年の12月31日までに手続きを完了する必要があります。
年末は、ふるさと納税の寄付が集中しやすく、特に12月31日はポータルサイトへのアクセスが増加し、決算がしづらくなることが予想されます。
年末になると、ふるさと納税に関するニュースが多くなったり、各自治体が魅力的な返礼品を用意して、寄付を促進していますからね。
また、ワンストップ特例制度を利用する場合は、申請書の提出期限が翌年の1月10日までですので、年末ギリギリでの手続きは間に合わない可能性もあります。
少しでもふるさと納税に興味を持たれた方は、今すぐ検討、早めに申し込みをしましょう!